応用生物科学科

応用生物化学科(Bn/応生)

 応用生物科学科(Department Of Applied Biological Science)は生物の仕組みを分子レベルで解明し、主に農業や食品、医療分野で活かせるような利用法を研究する学科です。略称のBnのBはBiologicalのBですね。ここでは応用生物科学科でどんなことが学べるのか紹介していきます。とはいえ筆者はまだ1年なので全部を知り尽くしているわけではありません。あくまで大学生なりたての筆者が経験したことなどを紹介していく感じですのでお手柔らかに。

 応用生物科学科(以下、応生)では、化学と生物学を基盤として、分子レベル、細胞レベル、個体レベルから生物同士のつながりに至るまで、生物の活動や機能について詳しく学びます。応生には様々な研究室があり、植物病理学や応用昆虫学、遺伝子機能制御学や食品化学などバイオサイエンスやバイオテクノロジーを活用した分野が多岐にわたって設置されています(ほかにも様々な研究室があるので気になった方は本学のHPもチェックしてみてください)。そのため、学科で学ぶ科目も多岐にわたります。

 応生では1年から2年前期にかけて教養と専門科目に必要な基礎科目を幅広く学びます。そして、2年後期から3年にかけて自身の興味のある専門分野を詳しく学んでいきます。例えば、私はこれまで、生体内で不可欠な「糖」についてや生合成の理解に必要となる基礎的な化学反応について学びました。こうした基礎理解を基に、今後専門分野(植物なり昆虫なり食品なり)を学んでいくことになります。

 講義については、高校までやっていた「生物」「化学」の内容をさらに細かく学んでいきます(物理選択の人は大変かも)。例えば、高校化学で学んだ「糖」一つとってみても、生体内でどのように合成されどのように利用されるのかなど、より実践的な理解が得られます。また、他学科に比べテストが多い印象があります(1年前期時点)。他の学科では野外実習が多い分、テストよりもレポート提出等のほうが多いからそう感じるのかもしれません。

 あとは進路についてですが、 本大学や東大、京大の大学院への進学が多くあります。 また、就職では食品関係が多いようです。実際、私の周りも食品分野への興味から入ってきたという友人が多いです。他には製薬会社や化粧品メーカーへの就職もあります。

 応生は個人的に、特に研究色が強いイメージの学科かなと思います。大学入って生物を題材に研究したい!食品の研究・開発に携わりたい!なんて人にはおすすめの学科です。

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